PINK TRANSIT TAX
もちろん実際にそんな税金があるわけではなく、女性が安全な移動のために男性に比べてお金を使っていることを、「女性というだけで好むと好まざるとを問わず払わされるお金」という意味合いでtaxという表現をしているもの。
"Seventy-five percent of female respondents said they had experienced harassment or theft on public transportation, compared with 47 percent of men." (男性だと47%であるのに対して、女性は回答者のうち75%が公共交通機関で嫌がらせや盗難の被害にあったことがあると答えた)
女性のほうが弱者である分、いろいろな被害にあいやすく、公共交通機関を使いたくないという選択をし、"New research suggests women in NYC spend up to $50 a month more than men do on transportation, largely to feel safe and avoid harassment " (ニューヨークの女性が安全のためや嫌がらせを避けるために交通費として支払う金額は、男性に比べると高く、50ドルに及ぶことがある)
しかし、アメリカでもやっぱり女性はピンクなんだな、としょうもない感想を持ってしまった。どこかの国でも女性限定のやや給与の安い事務職(日本的には所謂OL)をホワイトカラーやブルーカラーに対比してピンクカラー(女性は襟のない服を着ることが多いのに)と呼んでいたな、なんてことも思い出す。
TRANSIT(トランジット)41号 ニューヨークには夢がある! (講談社 Mook(J))
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free-flowing Champagne
和製英語なのではないかと疑っていた「シャンパン フリーフロー」ですが、英文のニュースで、"free-flowing Champagne"と使われていることを発見。
"Champagne free flow"で検索すると、結果は日本を含むアジアのサイトが多いようです。"free-flowing Champagne"だと、比較的バランスよく欧米からアジアまで出てきますね。なかなか面白い発見でした。
という発見をした記事は、ファーストクラスは一時の金融危機に端を発する不況から下火だったけれど、一席あたりの収益性の高さから見直され始めている、というもの。ただ、以前に比べると席数は減っているようです。
seniority wage system
"seniority wage system" (年功序列給与システム)
日本型雇用として知られる、年齢によって給料が上がる年功序列の給与システム。システムをカタカナ語で使うか、仕組みと訳すかは悩むところかも。最近は段々と変わりつつあるけれど、やっぱり年功序列的な考え方に安心する人は多いのかもしれないなと思うことがあります。
"guarantee of a job for life" (終身雇用の保障)
"guarantee of lifelong employment" (終身雇用の保障)
lifelong employment(終身雇用)。ずっと同じ会社で働くのは日本的と言われることもあるけれど、欧米でもそれほど珍しくもありません。ただ、これにguarantee(保障)がつくと、かなり日本的かも。
昔、トム・ピーターズの書籍でも(トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!)父親のように何十年も大きな会社に勤める時代は終わりだ、なんて宣言があったし、今でもやっぱりずっと同じ会社で働く人もそれなりにいます。ただ、日本に比べるとレイオフは起こりやすいし、流動性は高いです。これは、"job description"(job description - 英語学習帖)がはっきりしている欧米では、ある仕事がなくなったときに、別の仕事をさせにくいので雇用が保障できない側面と、job descriptionによって専門性がはっきりしていると次の仕事が探しやすい側面の両方がありそうですね。
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
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