ワークライフバランス
忙しいことを美徳にするのは日本人だけでなく、アメリカ人も同様の様子。
「いいわよ。月曜の夜8時半ごろ、45分から1時間ほどうちに立ち寄っては?」なんて言われたら、「やっぱいいです」と答えてしまいそうだけど。
ちなみに、'work–life balance'というのはれっきとした英語で、和製英語ではないようですね。日本人は働きすぎ、とテレビで叫ぶ外国人も見るけれど、個人的な印象としてはアメリカ人はもっと働いているような気もします。ただ、海外では必死で働いて出世を目指す人たちと最低限の職務をこなすだけの人たちが早い段階で分かれているかもしれません。日本のように気が利いて長時間労働もいとわず補助的業務を何十年もやってくれる人はあまりいなくて、野心をもってステップアップを目指す人か、時間が来たら出来が悪くてもオフィスを出ていく人が多い印象。
なので、アメリカの同僚にメールを送ると時差があることや現地の休暇シーズであることを忘れるくらい/気付かないくらい、早く返信が返ってくることが多いです。でも、この人たちはディナーの最中も休日の余暇の最中も会社支給の携帯電話を握りしめて、メールが来ると急いでチェックしているのかと思うと、冒頭の記事に出てくる女性ほど失礼ではないかもしれないけど、ちょっと気になってしまいます。
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