職場の多様性
久しぶりに会った元上司の最初の話題は、「食事をセットする時、なぜ外国人にだけ宗教上の禁忌を聞く人が多いのか」。確かに、日本人でも宗教上の理由で特定の食材を食べられない人はいるし、体質上の理由で制限のある人も多いですよね。でも、日本人同士だと確認しないのに、外国人と一緒の時だけ確認する人がいる、と。
そこは私自身も、外国人だとつい「お箸で大丈夫かな」と気になってしまったりするので、自省しました。
多様性が前提になっている環境にいれば、日本人同士でも「避けるべき食材があるか」と聞くし、ほかにも夫婦同伴でと言う代わりに「配偶者やパートナーの方とご一緒に」と言うかもしれないです。でも、みんなが同じと思ってしまうと中々気遣えないこともあります。甘えですけど。そんな中、外国人は異なる文化からきていると思ってしまうので、多様性を考えるきっかけになりやすいのでしょう。そして、考え始めると、日本人同士でも多様性があることを発見できるのかもしれません。
冒頭の元上司も純粋日本人で日本育ち100%なのに、英語がペラペラで生魚が苦手。私は身近に自分の想像を超える人がいたことで恵まれていたなと思いました。