MeToo
https://edition.cnn.com/2019/12/22/asia/shiori-ito-rape-laws-japan-intl-hnk/index.html
#MeTooは世界的なムーブメントで、日本でもそのおかげで声をあげられた人が多いのではないかと、個人的には思っています。そんな流れの日本における象徴的な出来事の一つとして無視できないのが、伊藤詩織さんのケース。以下は記事からの引用。
Shiori Ito became a symbol of Japan's #MeToo movement after she alleged that former Tokyo Broadcasting System (TBS) reporter Noriyuki Yamaguchi raped her in 2015 after he invited her out for dinner. (伊藤詩織氏は、2015年に元TBSレポーターの山口敬之が彼女を食事に誘ったうえで彼女を強姦したと訴えたことによって、日本における#MeTooムーブメントの象徴となった。)
そして、事件と同じかそれ以上に衝撃的なことが記事に記載されています。
Ito shocked Japan in 2017 by going public with her accusations -- an unusual move in a country where it is estimated that more than 95% of sexual assault victims never report their rape to police, according to a 2017 survey by the cabinet office of Japan's central government. (2017年、伊藤氏は自身の訴えにより日本に衝撃を与えたー内閣府調査にて性犯罪被害者の95%以上が警察に告発しないとされるこの国では特殊な行動だったからだ。)
日本は平和だ、女性に安心だ、という人がいるけれど、被害にあっても犯罪を告発できない国が平和で安全か、甚だ疑問です。被害者が黙ってその後の人生を傷ついたまま何の補償もなく生きたり自殺したりすることによって、犯罪者は野放し。再犯も自由にできてしまう。少しでも日本の社会が人口の半分を占める女性に生きやすいよう、改善したいものです。少なくとも、黙らない、というのは大切なこと。
伊藤氏は、就職活動中に今回の被害にあったということで、この戦いでキャリアの初期を犠牲にしたところもあると思うけれど、黙らないで戦ったことは本当に素晴らしい。外野に称えられても得るものはないかもしれないけれど。
新しい一年は、少しでも被害にあう女性が減りますように、我慢する女性が減りますように。