英語学習帖

日々の職場英語・生活英語メモ:ビジネスに使用する英単語や英語表現、話題になりそうな海外メディア記事を紹介しています

pie in the sky

www.forbes.com

"Right now, that sounds like a pie in the sky dream, but Amazon has done the seemingly impossible before." (現時点では絵に描いた餅といったところだが、Amazonはこれまでも無謀に見えることをやってのけてきた)

pie in the sky (絵に描いた餅、画餅

 

イギリスとアメリカで、パイの意味合いが違うとも聞くけれど、どちらを頭に浮かべるべきなのか。Google画像検索をするとチェリーパイが大量に出てくるから、おやつの方で良いのでしょうか。イギリスでは、パイといえばシェパーズパイのような肉を使った料理の印象(辞書では『肉または果物などを小麦粉の生地に入れて焼いたもの』とされている)だけど、アメリカでは断然お菓子。

食事にも菓子にもなるあたり、餅と似ているところもあるのかもしれません。

 

溶かしバターと水で作れる魔法のパイレシピ

溶かしバターと水で作れる魔法のパイレシピ

 

 

イギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐり (be文庫)

イギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐり (be文庫)

 

  

American Pie Slice of Life Essays on America and Japan

American Pie Slice of Life Essays on America and Japan

 

 

 

power is in your hands

"the power is in your hands" (力はあなたの手にある)

 

映画「未来を花束にして(Suffragette)」から。女性参政権運動に向けた演説で使われた言葉。貧しく力のない働く女性が主人公。彼女は洗濯工場で生まれ、育つ。彼女の母が洗濯工場で働きながら産まれ、母は彼女が4歳の時に他界。同僚もやはり13歳の娘を一緒に働かせ、その娘は工場長テイラーから性的虐待を受ける(主人公も10代で同じような苦しみを味わっていたことが示唆される)など、女性を取り巻く環境は厳しい。それでも、参政権を想像したこともなかった主人公が巻き込まれながら目覚めていく姿は感動的で、迫力があります。

この映画で描かれる運動はかなり激しく、女性をねじ伏せる男性は時として暴力的。それでも戦い続ける人たちがいたことによって、いま、私たちは世界の多くの国で投票したり政治に参加したりしていると気付かされます。一方で、改善はされているけど今も性別で差別されるし、女性が男性と同じ権利を持とうとすると押さえつけられる状況は続いているように感じらることも。寂しいことだけど。"the power is in your hands" という言葉を信じて、"never surrender, never give up the fight"しかないのか。

ちなみに、現代の"suffragette"は女性の参政権を求める運動やその運動家を指すようですー"suggrage"(参政権)ー。一方で邦題の「花束」は、一応、活動に関係はあるけれど、ちょっとミスリードかも。

 

未来を花束にして(字幕版)

未来を花束にして(字幕版)

 
サフラジェット : 英国女性参政権運動の肖像とシルビア・パンクハースト

サフラジェット : 英国女性参政権運動の肖像とシルビア・パンクハースト

 

 

PINK TRANSIT TAX

www.wired.com

もちろん実際にそんな税金があるわけではなく、女性が安全な移動のために男性に比べてお金を使っていることを、「女性というだけで好むと好まざるとを問わず払わされるお金」という意味合いでtaxという表現をしているもの。

"Seventy-five percent of female respondents said they had experienced harassment or theft on public transportation, compared with 47 percent of men." (男性だと47%であるのに対して、女性は回答者のうち75%が公共交通機関で嫌がらせや盗難の被害にあったことがあると答えた)

女性のほうが弱者である分、いろいろな被害にあいやすく、公共交通機関を使いたくないという選択をし、"New research suggests women in NYC spend up to $50 a month more than men do on transportation, largely to feel safe and avoid harassment " (ニューヨークの女性が安全のためや嫌がらせを避けるために交通費として支払う金額は、男性に比べると高く、50ドルに及ぶことがある)

しかし、アメリカでもやっぱり女性はピンクなんだな、としょうもない感想を持ってしまった。どこかの国でも女性限定のやや給与の安い事務職(日本的には所謂OL)をホワイトカラーやブルーカラーに対比してピンクカラー(女性は襟のない服を着ることが多いのに)と呼んでいたな、なんてことも思い出す。