英語学習帖

日々の職場英語・生活英語メモ:ビジネスに使用する英単語や英語表現、話題になりそうな海外メディア記事を紹介しています

in the closet

edition.cnn.com

"Sam is gay, and in the closet. He has worked at the same place for 27 years, specializing in highway construction, and while he knows that some of his colleagues suspect he is gay, he has never revealed his sexuality at the office." 

(サムはゲイで、それを公言していない。彼は同じ職場で27年間、高速道路建設に従事しており、彼は一部の同僚が自信をゲイと疑っていることに気付いているが会社では性的指向について明かすことはしていない。)

 

in the closet (ゲイであることを隠している)

closetはカタカナのクローゼットですが、この中に見られたくないものを隠すことから。例えば、"a skeleton in the closet" (知られたくない秘密 ←クローゼットの中の骸骨が直訳)なんて表現も。

reveal (明らかにする、公開する)

come out (性的指向を明らかにする)

openly gay (ゲイであることを公言している人)

 

LGBTQIAの職場での苦労について、何気ない質問も相手を傷つける可能性があることに注意するべき、という一例ですが、時として"What did you do this weekend?" (週末はどう過ごしたか)という質問にも答えるべきかどうかの葛藤があると。

日本でもLGBTという概念は広まって、D&I(Diversity and Inclusion)に取り組む企業は増えているのですが、LGBTだけでなく、queer/intersex/asexualを含むマイノリティに目を向けることができているか、というとNoだろうと思います。

queerは私自身も完全に理解できていないのですが、多様な性的指向を包含する、とか、ストレートではないけれどもゲイやトランスではない、とか、そういった方たちを指すようです。

intersexは、身体性が男性と女性の中間又はそのどちらにも一致しない、と言われますが、こちらの記事が分かりやすいかもしれません。

手術されるインターセックスの子供たち トップモデルが壮絶な告白 | Q.サカマキ | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

asexualは、対象を別にして性的な関心を持たない、ということです。

 

ときに、「恋人はいるのか」という無神経な質問をする人がいますが、これは様々な個人の事情に踏み込む点も良くないですし、性的指向によっては差別への懸念から回答に悩む人もでてきますし、葛藤を持っている人であれば一層困るわけです。コロナで会食が減ったことでそうした機会は減ったものの、意識が変わったわけではないので、今起きていないからそれでよいとは言えないわけで、我々の意識は常にアップデートする必要があるなと思います。